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浦安は「津波」で大丈夫なのか。

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浦安は、津波で大丈夫なのか?

個人的には、はっきりと大丈夫だと言い切りたいです。

(2020年11月追記 内容を一部改定しYouTubeに掲載いたしました。映像でご覧になりたい方はこちらから)

3年前の東日本大震災の報道で、私たちは衝撃的な映像を目にしました。

原子力発電所を飲み込むほどの、数十メートル級の津波が人の暮らす街を襲いました。

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【写真提供:仙台市】

 

大量の自動車が火を噴きながら津波に流され、残ったのは家の基礎コンクリートだけ。

といった映像を何度も目にしました。

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【写真提供:仙台市】

 

 

浦安にマイホームを構える人の多くは

万が一の『津波被害』を不安に感じています。

  

なにせ、海に囲まれてますからね。ここは。

 

実は、私の自宅も浦安です。

海(東京湾)は目と鼻の先、50mに迫る場所にある

“低層マンションの1階”に住んでいます

 

震災のすぐ翌年、このマイホームの購入を決意しました。

自分が危険だと思う場所に、35年ローンを組んでまで買うと思いますか?

だから私は、希望も込めて大丈夫だと言い切りたいです。

 

もちろん、その希望を持つ根拠があります。

なぜ私がこの浦安に住むことを決めたのか。なぜ津波は大丈夫と言えるのか。

それを、これからお話します。

 

ただし、歴史上考えにくい被害は想定しません。

歴史を超えた災害は、私たちが生きている間には起こらないだろうと、

想定して書くことをあらかじめお許し下さい。

 

ちなみに三陸沖の大津波は、歴史を遡ると、何度も押し寄せていると分かります。

しかし、十分と言える対策ではなかったため、悲劇を招いてしまいました。

 

例のない被害を考え出したらきりがありません。 

隕石にぶつかる事まで恐れていては、心は休まりませんからね。

浦安が史上最大の津波に襲われたのは、今から約300年前の『元禄関東地震』です。

 

この地震は東日本大震災と同じく、300〜400年に一度の超巨大地震だと言われています。

このとき浦安には、約2mの津波が到達したそうです。

 

2mの津波は、比較的大きいと思います。

背の高い男性でも、全身を飲み込まれてしまう高さです。

そのまま陸地に流れ込めば、簡単に家を押し流してしまう威力です。

 

ただし浦安には、防波堤があります。

もし2m級の津波が押し寄せれば、街はどうなるでしょうか。

 

その前に、“ 海面水位 ”を考慮しなければなりません。

満潮と干潮のときでは、津波の最大高さが変わりますから。

 

干潮時の水位を0としたとき 

満潮時の水位はそこから(+2.1m)です。

 

と言うことは、津波の高さは「4.1m」になります。

これが考えられる最大でしょうか? 

 

いえ、違います。

海面は、台風等の暴風雨の影響をうけて、更に水位は上昇することが予測できます。

高潮というやつです。

  

浦安史上過去最大の高潮をもたらしたのは「伊勢湾台風」で、

発生時の波の高さは、満潮時の水位に(+2.9m)です。

 

ちなみに、このクラスの超大型台風が列島本土に上陸するのは

“134年に一度” と言われています。

 

これを考慮すると満潮時に、伊勢湾台風級の暴風雨に見舞われた場合

津波は「7m」に達します。 

 

ここで、浦安市の防波堤の高さを把握しておきましょう。

浦安市の防波堤は、海抜から(+6.5m)の高さです。

それが約38.4kmの外周をぐるっと囲っているため、日本の都市ではトップクラスの防波堤と言えます。

 

話をまとめます。

 

『300〜400年に一度の大震災』と『134年に一度の台風』が『満潮時』に浦安を襲った場合

「約50cm」の津波が、防波堤を越えて押し寄せると考えられます。

 

これが、私たちなりの見解です。

私は、これを知って浦安に住むことに安心を感じました。

 

 

ただ、どう感じるかは人それぞれです。

この津波を恐れる人もいるかもしれません。

もしあなたがそうならば、無理に浦安をおすすめできません。

 

毎日、恐れを感じながらビクビク生活することは

津波被害以上に、心身に影響を及ぼすことも考えられます。

 

さて、皆さんはどのように感じられたでしょうか。

これから浦安にマイホームをお考えの方の、参考になれば幸いです。

 

※ 浦安の「液状化被害」について詳しく知りたい方はこちらの記事へ(クリック)

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