子どもに一人部屋を与えてあげたい。手狭になってきたので広いところへ住み替えたい…。お子様の進学・進級を控えて、お引越を考えているご家族も多いことでしょう。その際、よく耳にするのが「○○学区限定」という探し方。お子様はもちろん、親御さんにとっても住みなれたエリアを離れるのは大なり小なりストレスがかかるもの。ただ、エリアを絞って探すと、なかなか希望の物件が出てこないことも…。住まい探しのプロ・明和地所がアドバイスいたします!
「存在しない物件」を探していませんか?
ずーっと待っているのに、全然希望の物件が出てこないんだよね、という方。新浦安エリアでは、今後大規模分譲マンションは建つことはありません。美浜や舞浜などの50坪区画の分譲地では、30坪の手ごろな土地は出てきません。今お探しの物件は、「どう頑張っても見つかる可能性の限りなく低いもの」かもしれません。もしあなたの探している物件が「存在しない物件」なら、その事実をしっかりと受け止めて、何らかの対策――希望条件を緩めるか、エリアを広げるか、住み替えをあきらめるか――をすることが必要なのではないでしょうか。
「今後、あと何年住む家なのか?」を考えよう
その学校にお子様が通うのはあと何年あるでしょうか? たとえばお兄ちゃんが小学校5年生(11歳)、弟が小学校1年生(6歳)の場合。「下の子が1年生だから、あと5年は通わせたい」と考えるか、「お兄ちゃんの卒業と同時に引っ越しても、弟は小学校2年生だし転校してもすぐに馴染めそう」と考えるかで、住み替えの時期はかなり変わってきます。もっと言ってしまうと、お兄ちゃんが高校を卒業する8年後には、家を出ていく可能性もあります。多少今の家が狭くても、8年だけ我慢すればその後は狭い思いをしなくてすむ…という考え方もできるわけです。
希望の物件がないなら、作ってしまおう!
賃貸では難しいですが、物件を購入すると内装を自由に変更できます。「新築か、最低でも築浅でキレイなお部屋じゃないと!」という方、『リノベーション』をご存知ですか? マンションなら、さすがにお部屋を広くすることはできませんが、共用部分以外は全て取替えが可能です。キッチンやお風呂などの水周りの交換はもちろん、間取りを変更することもできますし、見えない配管部分を交換することもできます(専有部分のみ)。価格は㎡単価で9~10万円くらいが目安。60㎡のお部屋であれば、5~600万円となります。リノベーションを視野に入れると、探す物件の幅がグッと広がります。もし、希望エリアに希望の物件が少ない場合は、一つ選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。(下:リノベーションのメリット・デメリット比較)
学区へのこだわりなのか、地域そのものへのこだわりなのか
中学で私立を受験したり、高校に進学すると、「学区」は関係なくなります。「学区」の枠を外すと、一気に希望物件の数が広がる、という例は多々あります。学区は道路一本・川一本で隔てられますが、たとえば毎日の通勤で使う駅やお買い物で使うスーパー、お友達と遊ぶ公園は、となりの学区からでも充分生活圏に入ってくるのではないでしょうか。
となりの学区にものすごく住みたい家がある…
浦安市では、基本的には指定された学校に通わなければなりませんので、学区をどうしても変えたくない場合は、お引越を諦めるしかない…というのが現状です。ただ、「あと1年で卒業」など、状況によっては越境通学が例外的に認められるケースもなくはないので、市に問い合わせをしてみるのも良いかもしれません。
家族で話し合って、優先順位をつけることが大切
「子どもの学区」を最優先にするのか、「住環境」や「お金のこと」を優先するのか…それは家族ごとに違います。家族でしっかりと話し合いをして、「うちの優先順位」をきちんと確認しておくことが、一番大切です。ただ、何をどう考えたらいいのかがわからない…というご家族もいらっしゃると思います。そういうときは、住まいのプロ・明和地所にご相談ください。ご家族によって、購入を考えるのがいいのか、賃貸で住み替えるのがいいのか、もしかすると今ではなく、お子様の卒業後にお引越をもう一度考えたほうがいいのかもしれません。
明和地所は住まいのプロとして、お客様ひと組ひと組の状況に合ったご提案をさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。