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「年金不安」と「将来不安」は、年金支給を遅らせれば解決する!

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(1)長く働き「保険料を長く納めれば」 、「年金が増え」て「老後不安」は解消する!

今の年金制度は、現役世代の保険料を高齢者の年金に充てる「仕送り方式」です。 厚労省の財政検証報告によると、年金が現役時の所得の何%あるかを表す「所得代替率」は14年時点では62.7%だが、「このままでは所得代替率を50.6%迄下げないと年金財政が安定しない」(若い働き手が減る人口減少時代なので)と報告しています。

その為「年金不安」で、30歳~50歳台の世代は老後に不安を持っているし、60歳台の人の80%は「定年後も働きたい」、と言っています(日経新聞18年9月4日参照)。こんな日本の状況では国内消費は拡大せずに物価も上がらないので、日銀が大幅な金融緩和で期待するインフレ率2%もなかなか叶えられない状態が続いています。ではどうすればこの袋小路のような日本の「老後不安」を解消できるのでしょうか?

安倍総理が自民党の総裁選に当たり、「働き方改革第2弾として生涯現役時代の雇用改革を断行したい」、と述べました。その概要は、

  1. 今後1年かけて「生涯現役時代」に向けた雇用改革を断行する。
  2. 次に2年で医療・年金等社会保障制度全般に亘る改革を行う。
  3. 継続雇用年齢を65歳以上に引き上げ、年金受給開始年齢を70歳超の選択ができる制度等を検討する。
  4. 10%の消費増税をやり遂げて、増税に対する反動減に対する経済対策を思い切って講じる。
  5. 改憲提案を目指す。

これは誠に的を射た政策提案だ、と思います。

まず、人口減少下の日本の企業は人材不足で困っており、60歳代の人の80%は働きたい、と言っているのだから、雇用継続年齢を65歳以上に引き上げるのは当を得た政策です。

更に、そこで長く働いて得たお金を年金に積み立てれば、70歳以上になって「かなり増えた年金を得られる」ので老後年金の不安も解消する一挙両得、否、一挙三得の制度になります。ここで厚生労働省の2014年の年金財政検証による次の表を見て下さい。(日経新聞参照)

* 上記の如く、例えば、現行制度で60歳迄40年間年金を積み立て続けて65歳から月額20万円受け取る予定の人が、もし65歳迄働いて年金を払い続けると、66歳から受け取る年金は325,200円(62.6%)になります。 同じ事を66歳迄払い続けると67歳から受け取る年金は336,400円(68.2%)、67歳迄払うと68歳からの年金は347,600円(73.8%)、68歳迄払うと69歳からの年金は359,200円(79.6%)、69歳迄払うと70歳からの年金は370,800円(85.4%)に増えます。長く働き保険料を納めると、年金は増えるのです!
ちなみに、老後に必要な最低限度の生活費は、夫婦二人で24万円、豊かな生活で37万円と言われています(生命保険文化センターのアンケート調査結果参照)。

上記事例の年金20万の人が夫婦二人での豊かな生活を希望する場合、69歳迄働いて年金を支払い続けることを選択すれば、豊かな生活をするに足る月額370,800円の年金が確保できます!

安倍首相が提唱された働き方改革第二弾で、高齢者の65歳以上までの継続就業と年金改革が進めば、自分の経済状況に応じて何歳まで働き、何歳まで年金を納めれば、老後の年金が確保されるかを自分で選択できることになり、高齢者の老後不安は確実に少なくなります。又、30歳~50歳台までの現役世代の第二の人生での老後不安も減少することになります。

更に、女性の結婚後の子育てと仕事が両立する仕事環境が改善されたら、早期の結婚も可能となり、子供の出生率も上がり、企業の人材不足と人口減少対策にも効果が出るでしょう。

更に更に、雇用改革と年金・医療改革が進んで将来不安が少なくなれば、若い人も高齢者も自分のやりたいことにお金を使えるようになり、現在は55%である国民消費が70%位まで上がり、国内企業も元気になれるし、給料も上がり、物価も上がって2%のインフレになれば、更に企業が繁栄して株価が上がり、給料が上がると言う理想的な経済展開になり、その時こそアベノミクスが完成する時でしょう。一刻も早く、安倍首相が提唱された政策が実現することを期待します。

* ちなみに、現在の制度下でも、65歳から「一ヶ月受給を遅らせる毎に受け取る年金は7%ずつ増えます」ので、年金受給を5年間遅らせて「70歳から受給することにすれば、42%増えた年金を貰うことができます」。例えば、月額20万貰える予定の人は、70歳からの受給開始にすれば月額284,000円に増えます。人生100年時代になりましたので、この活用をお勧めします。

(2)「人生100年時代」には、もっと大事なことがある。

それは「健康」と「生き甲斐」です。肉体の健康は、栄養、運動、睡眠で作れます。私は、高洲海浜パークゴルフ場で浦安パークゴルフ同好会の会長をやらせて頂いていますので、66名の会員と月に20回位はプレーすることで健康が保たれています。

ただ、人は内臓の病気をするとどんなに丈夫な肉体もアッと言う間に衰えてしまうので病気にかからないように日頃の成人病対策として、活力剤として「アルギニン」、血のめぐり剤として「シトルリン」、骨と筋肉の為に「ロコモア」と、消化器内の有用菌として「新ビオフェルミンS」、アンチエイジング用に「水素スティックを入れた水」を飲んでいますので、今のところ有り難いことに何も病気の兆候はありません。 ただ、肉体の健康は「生き甲斐」が無くなると、肉体はすぐにしなびてしまいます。

「青春とは、年齢ではなく、心の置き所である!」と教えてくれた先輩が居ます。誠にその通りで、語り合う友達が亡くなり、共に生きてきた妻に先に旅立たれた男達は、アッという間に後を追うことが多いですね。その点、夫に先立たれた女性は何故か元気になる人が多いですが、女性は生きる力が男共より強いのでしょう。 ということは、男共は、妻を大事にして自分より後まで生きて頂くことが大事ですね。

ともかく何でも話し合える友人を数人作っておくこと、できたら自分よりも若い友人も作っておくことが大事である、と言うことですね。アアそうだ思い出した。掛かりつけのお医者さんも自分より若い人を持っていないと、いざという時に見て貰えない、と聞いています。

例えば、自宅で急死した時など、掛かりつけのお医者さんが居ないと死亡原因を書いて貰う為に「検死」しなければならなくなり、救急車で病院まで運ばれる事になってしまいます。又、生き甲斐には、何かと社会と関わる状態を持っていることも必要です。何かの仕事をするとか、ボランティアか遊びの仲間を作っていないと地域住民との関わりが無くなって寂しいことになりますね。私の場合は、パークゴルフの仲間が66人も居るので、何と77歳にもなって66名の友人ができたことは有り難い奇跡だ、と思って大事にしています。

何歳になっても、人と関わり、目標を持ってドキドキしながら、目標を達成したら「やった!」、と叫びながら青春を生きたいものです。

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