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マンションからの買い替えを不動産業者に断られたり、マンションの売却で600万円も損しそうになった話

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これは仕事ではなく私のプライベートでの実話です。そして、他社の批判になってしまうので、公開するのは正直躊躇しました。しかし、公開に踏み切ったのは、私と同じような体験をして買い替えを諦めてしまっている人がいるのではないか?という思いです。最後まで読むと諦める必要が無いことがわかると思うので、お時間がある時にでもお読みください。

一戸建ての購入→マンションの売却を検討開始

浦安の近隣某市の中古マンションに住んでいた私です。子どもが生まれるとやはりお隣さんや下の階の方に音のご迷惑をかけるのではないか、と遠慮して暮らすようになりました。(生まれたときに「元気な男の子なのでどたばたしてしまうかもしれません」と近隣の方に挨拶をしたところ、みなさん笑顔で「大丈夫ですよ」と答えていただける、よいご近所さんでしたが)

そこで、やはりのびのびと子育てするには一戸建てでしょう!ということで住み替えを決意しました。不動産業者に勤める強さを活かし情報をくまなくキャッチ…と思ったのですが、これが上手くいきません。

これは浦安もそうですが、船橋や市川も一戸建てや土地の場合は「売主物件」が多いのです。不動産業者専用のデータベース(レインズ)には不動産業者が売主の物件の登録義務がありません。一般のお客様と同じように、スーモ・ホームズ・アットホーム・ヤフー不動産・不動産業者のサイトを見るなどして情報収集をしました。

これは本当に探しにくいですね…業界に勤めるものとして、一般のお客様でも判りやすく情報を集められるような整備が必要と感じました。

さっそく不動産会社に問合せ。しかし…マンションを売却してから来て!

閑話休題。地場の不動産業者(仮にA不動産とします)のサイトで市川のよい物件(その業者さんが売主の物件)を発見し、さっそく問合せをしました。しかし、こちらは買う気マンマンで掛けたのに、他所へ行ってくれ、と断られたのです。その時の会話を再現します。

私 市川の物件、ぜひ買いたいのですが、いつ見れますか?

A不動産 (とても喜んだ感じで)問合せありがとうございます!まだ完成してないので見られないですが、現地を案内しますよ!

私 現地は近所なのでもう見ました!で、買いたいのですが今マンションを持ってまして、住宅ローンがあります。いくらで売れるか調べられますか?

A (急にテンションが落ちる)あー…まだ住宅ローンがあるのですね。うちはやってないので、大手の仲介会社さんで売却してから来てくれます?

私 取り扱ってもらえないのですか??以前、他の物件で住宅ローンの事前打診をして承認をもらっているのですが…?

A はい。先に仲介会社さんで売却してきてください。

私 …残念です。わかりました。

と断られました。これは私もショックでした。弊社ではお買い替えのお客様は大歓迎で、住宅ローンがある場合でもFPシミュレーションを行い、無理の無い資金計画を立て、多くのお客様のお買い替えを実現します。とはいえ、やはり買い替えが出来ないお客様もいます。そういった場合は、もう少し住宅ローンの残債が減ってから買い替えの検討をしましょう、といった形になります。そのタイミングでは成約にならない=売上げにならないのです。

つまり、私はすぐに売上げにならない客、と判断され断られたことになります。もちろん、私は自分で資金計画や住宅ローンの打診などを行っていたので、無理のない買い替えが出来る状態になっていました。それを説明しても、「売却してから来て下さい」の一点張りでした。

なお、子どもが生まれたばかりで、先にマンションの売却をして一旦賃貸に移って家建てる、ということはしたくありませんでした。あくまで物件の購入が先、というスケジュール感でしたので、それをこの業者さんは認めてくれなかったということになります。

参考までに、一般的な買い替えの流れは3ヶ月~半年程度のイメージです。(参考・kurashiba)

次の物件を検討開始。しかし今度はマンションの売却の価格が!?

気を取り直して物件探しを継続。次は船橋市で良い物件を発見。これも業者さんの売主物件。さっそくインターネットで問合せをしてみると、すぐに電話が掛かってきました。前回断られたので前もってマンションの住宅ローンがある状態を伝えたところ、マンションの売却もお手伝いします、と言ってくれたので打ち合わせをすることにしました。

B不動産 今回の物件は半年後に完成の完全フリープラン云々…

私 なるほど。条件的にはOKです。問題はマンションの売却なんですが…

B はい!私が責任を持って売却もいたします!

私 いくらで売却できそうですか??(自分の下調べでは2200万円か2300万円くらいで売却できそうだけどどうかな?)

B 簡易的に価格を査定しましたが、1700万円くらいでは売却できそうです!

私 (え…どう考えても2000万円以上で売却できるのに??)は、はあ。住宅ローンが2000万円残ってるのですが、あとの300万円はどうしたらいいですか??

B はい!購入の住宅ローンに300万円加えて借りましょう!

「責任を持って売却する」と言った二言目には住宅ローンの残債の責任が私に戻ってきました…無責任な提案に、その物件は諦めることにしました。新しく買う物件に今のマンションの住宅ローンが残っている、というのは家計のことを考えたときにもかなり厳しいことでもありました。

最終的には、別の仲介会社経由で古屋付きの土地を購入、家を建てることになりました。価格は高くもなく安くもなくでしたが、解体費や仲介手数料を考えると、検討していた2物件より200万円ほど高く付きました。ただ、マンションは2300万円で売却できたので、もし1700万円で売却してしまった場合と考えるとマンション価格で600万円、差し引きで400万円も得をしました。

B不動産のマンションの売却価格は不当に安いわけではなかった

ちなみに1700万円というのは、業者の買取価格であれば安くはない金額でした。つまり、B不動産は仲介で一般のお客様に販売する検討はせず、買取業者に打診して出した価格を提示してきたのだと思われます。「思われる」と書いたのは、仲介と業者買取の違いの説明がなかったからです。

違いを説明したら高い方で売却したくなるのが心情ですが、一般の方に仲介で販売する場合は、いつ売却できるかその場では決まらないので、購入の方のスケジュールが定まらないことになります。販売会社としては売上げのスケジュールが決めやすい方を選ぶのが自然なことではあります。なお、弊社では業者買取より高く売却できる仲介でもスケジュールが確定できるサービスを行っていますので、こういった問題は起りにくいです。

買い替えられないかも…大丈夫です。諦めないで下さい!

住宅ローンを組んでいるから買い替えられない・マンションを売却しても住宅ローンが残ってしまうから買い替えられない…そう思いながら飛び込んだ不動産屋さんでこんな対応をされると、きっと諦めてしまうと思います。ましてや、「買いたい」と言って断られるなんて普通の買い物では経験することはありませんし、場合によっては恥ずかしく思う方もいると思います。

しかし、私は正しい情報を持っていたので、無理なく確実に買い替えが出来ました。2物件も諦めざるを得ませんでしたが、購入の前に住宅ローンの事前審査を行っていたことと、マンションの売却の前(つまり購入物件が決まる前に)査定をして価格を把握していたので、無事に買い替えに成功しました。同じように出来るのに諦めてしまっている方も、ぜひもう一度検討してみてください。今回はきっと上手くいきますよ!

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ライターについて

2003年入社。毎日浦安の不動産の取引状況を記録・分析しています。プライベートでもマンション購入・売却をそれぞれ3回ずつ、土地の購入と注文住宅建築を1回、収益物件オーナーも経験しました。どんなことでもお気軽にご相談ください。

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    これは仕事ではなく私のプライベートでの実話です。そして、他社の批判になってしまうので、公開するのは正直躊躇しました。しかし、公開に踏み切ったのは、私と同じような体験をして買い替えを諦めてしまっている人がいるのではないか?という思いです。最後まで読むと諦める必要が無いことがわかると思うので、お時間がある時にでもお読みください。

    一戸建ての購入→マンションの売却を検討開始

    浦安の近隣某市の中古マンションに住んでいた私です。子どもが生まれるとやはりお隣さんや下の階の方に音のご迷惑をかけるのではないか、と遠慮して暮らすようになりました。(生まれたときに「元気な男の子なのでどたばたしてしまうかもしれません」と近隣の方に挨拶をしたところ、みなさん笑顔で「大丈夫ですよ」と答えていただける、よいご近所さんでしたが)

    そこで、やはりのびのびと子育てするには一戸建てでしょう!ということで住み替えを決意しました。不動産業者に勤める強さを活かし情報をくまなくキャッチ…と思ったのですが、これが上手くいきません。

    これは浦安もそうですが、船橋や市川も一戸建てや土地の場合は「売主物件」が多いのです。不動産業者専用のデータベース(レインズ)には不動産業者が売主の物件の登録義務がありません。一般のお客様と同じように、スーモ・ホームズ・アットホーム・ヤフー不動産・不動産業者のサイトを見るなどして情報収集をしました。

    これは本当に探しにくいですね…業界に勤めるものとして、一般のお客様でも判りやすく情報を集められるような整備が必要と感じました。

    さっそく不動産会社に問合せ。しかし…マンションを売却してから来て!

    閑話休題。地場の不動産業者(仮にA不動産とします)のサイトで市川のよい物件(その業者さんが売主の物件)を発見し、さっそく問合せをしました。しかし、こちらは買う気マンマンで掛けたのに、他所へ行ってくれ、と断られたのです。その時の会話を再現します。

    私 市川の物件、ぜひ買いたいのですが、いつ見れますか?

    A不動産 (とても喜んだ感じで)問合せありがとうございます!まだ完成してないので見られないですが、現地を案内しますよ!

    私 現地は近所なのでもう見ました!で、買いたいのですが今マンションを持ってまして、住宅ローンがあります。いくらで売れるか調べられますか?

    A (急にテンションが落ちる)あー…まだ住宅ローンがあるのですね。うちはやってないので、大手の仲介会社さんで売却してから来てくれます?

    私 取り扱ってもらえないのですか??以前、他の物件で住宅ローンの事前打診をして承認をもらっているのですが…?

    A はい。先に仲介会社さんで売却してきてください。

    私 …残念です。わかりました。

    と断られました。これは私もショックでした。弊社ではお買い替えのお客様は大歓迎で、住宅ローンがある場合でもFPシミュレーションを行い、無理の無い資金計画を立て、多くのお客様のお買い替えを実現します。とはいえ、やはり買い替えが出来ないお客様もいます。そういった場合は、もう少し住宅ローンの残債が減ってから買い替えの検討をしましょう、といった形になります。そのタイミングでは成約にならない=売上げにならないのです。

    つまり、私はすぐに売上げにならない客、と判断され断られたことになります。もちろん、私は自分で資金計画や住宅ローンの打診などを行っていたので、無理のない買い替えが出来る状態になっていました。それを説明しても、「売却してから来て下さい」の一点張りでした。

    なお、子どもが生まれたばかりで、先にマンションの売却をして一旦賃貸に移って家建てる、ということはしたくありませんでした。あくまで物件の購入が先、というスケジュール感でしたので、それをこの業者さんは認めてくれなかったということになります。

    参考までに、一般的な買い替えの流れは3ヶ月~半年程度のイメージです。(参考・kurashiba)

    次の物件を検討開始。しかし今度はマンションの売却の価格が!?

    気を取り直して物件探しを継続。次は船橋市で良い物件を発見。これも業者さんの売主物件。さっそくインターネットで問合せをしてみると、すぐに電話が掛かってきました。前回断られたので前もってマンションの住宅ローンがある状態を伝えたところ、マンションの売却もお手伝いします、と言ってくれたので打ち合わせをすることにしました。

    B不動産 今回の物件は半年後に完成の完全フリープラン云々…

    私 なるほど。条件的にはOKです。問題はマンションの売却なんですが…

    B はい!私が責任を持って売却もいたします!

    私 いくらで売却できそうですか??(自分の下調べでは2200万円か2300万円くらいで売却できそうだけどどうかな?)

    B 簡易的に価格を査定しましたが、1700万円くらいでは売却できそうです!

    私 (え…どう考えても2000万円以上で売却できるのに??)は、はあ。住宅ローンが2000万円残ってるのですが、あとの300万円はどうしたらいいですか??

    B はい!購入の住宅ローンに300万円加えて借りましょう!

    「責任を持って売却する」と言った二言目には住宅ローンの残債の責任が私に戻ってきました…無責任な提案に、その物件は諦めることにしました。新しく買う物件に今のマンションの住宅ローンが残っている、というのは家計のことを考えたときにもかなり厳しいことでもありました。

    最終的には、別の仲介会社経由で古屋付きの土地を購入、家を建てることになりました。価格は高くもなく安くもなくでしたが、解体費や仲介手数料を考えると、検討していた2物件より200万円ほど高く付きました。ただ、マンションは2300万円で売却できたので、もし1700万円で売却してしまった場合と考えるとマンション価格で600万円、差し引きで400万円も得をしました。

    B不動産のマンションの売却価格は不当に安いわけではなかった

    ちなみに1700万円というのは、業者の買取価格であれば安くはない金額でした。つまり、B不動産は仲介で一般のお客様に販売する検討はせず、買取業者に打診して出した価格を提示してきたのだと思われます。「思われる」と書いたのは、仲介と業者買取の違いの説明がなかったからです。

    違いを説明したら高い方で売却したくなるのが心情ですが、一般の方に仲介で販売する場合は、いつ売却できるかその場では決まらないので、購入の方のスケジュールが定まらないことになります。販売会社としては売上げのスケジュールが決めやすい方を選ぶのが自然なことではあります。なお、弊社では業者買取より高く売却できる仲介でもスケジュールが確定できるサービスを行っていますので、こういった問題は起りにくいです。

    買い替えられないかも…大丈夫です。諦めないで下さい!

    住宅ローンを組んでいるから買い替えられない・マンションを売却しても住宅ローンが残ってしまうから買い替えられない…そう思いながら飛び込んだ不動産屋さんでこんな対応をされると、きっと諦めてしまうと思います。ましてや、「買いたい」と言って断られるなんて普通の買い物では経験することはありませんし、場合によっては恥ずかしく思う方もいると思います。

    しかし、私は正しい情報を持っていたので、無理なく確実に買い替えが出来ました。2物件も諦めざるを得ませんでしたが、購入の前に住宅ローンの事前審査を行っていたことと、マンションの売却の前(つまり購入物件が決まる前に)査定をして価格を把握していたので、無事に買い替えに成功しました。同じように出来るのに諦めてしまっている方も、ぜひもう一度検討してみてください。今回はきっと上手くいきますよ!

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    ライターについて

    2003年入社。毎日浦安の不動産の取引状況を記録・分析しています。プライベートでもマンション購入・売却をそれぞれ3回ずつ、土地の購入と注文住宅建築を1回、収益物件オーナーも経験しました。どんなことでもお気軽にご相談ください。

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